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HIP HOP小説 「ケンカB-BOY」 1 [乱文小説]


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~前書き~

「何見てんだよ」
「あ”?」

、、、、これだけでケンカの理由になってしまう。

ヤンキーからすればケンカの大義名分となる「ガンをつけられた」これでケンカは始まる。

胸倉は掴まないでいきなり殴る、そして相手も殴り返す。



別に恨みなどないのにケンカをする。

常識人にして見れば理解不能だが、それがヤンキーだ。


80年代~90年代に学生をしていたオジさん達ならばわかると思うが、ヤンキーじゃないのにケンカに巻き込まれたりもする。

もちろん逃げないでケンカを買う非ヤンキーも多かった。


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2019年現在でも路地裏や地方ではケンカは多々あるはずだ。
現在は傍観者が動画を撮ったり防犯カメラがあるので公になりがちだが、ケンカは多分人類史が滅びない限り続くはずだ。


暴走族、チーマー、半グレ集団、ヤ〇ザなどケンカを生業、生き甲斐としている輩は多い。
【誰が一番強いのか?俺は人よりも強いのか?】

とても気になる。

最近は動画やカメラの影響なのかケンカをすれば世間(ネット)で叩かれる傾向にある。

だから最近の半グレは公式でケンカをできる「格闘技」をしている奴らも多い。
そんな格闘家のヤンキーは自信があるのだろう、色黒で墨が入っていてマッチョのヤンキーが街を我が物顔で歩いていたりする。
 


これで気が優しいならば文句なしだが気性が荒かったら、、ヤダ。

半グレ格闘家が暴行事件を起こしニュースになったりすると世間は激怒してネットを通して文字で叩く。フェイスブックがあれば拡散して、写真を見つければ拡散。

その恋人や親、兄弟まで晒す者までいる。。


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もちろん暴力はダメ、それはわかってる。暴力といえば教師の体罰も問題になっている。


懐古主義ではないが昔は体罰は当たり前だった。何の理由もなく殴られたり蹴飛ばされたりすればムカツク、そう何の理由もなく引っぱたく奴もいた、例えば何もやってなく立ち話しをしているだけで「何やってんだよ!」バシッ!とか教師の前で少し笑ってしまっただけで「何わらってんだ!」と殴る奴もいた。


もちろんそれはムカツクし問題ありだが、悪い事をして殴られたりけられたりしてもやられた方は別に恨みはしない、一瞬ムカっとするかもしれないが叩かれて目を覚ます事だってある。




暴力はダメ、ケンカはダメ
一般的にはそれが正義かもしれないが、一概に全部ダメともいいきれないのが現実だろう。

弱い者いじめや集団でのリンチなどは問題外でダメだが、力の均衡が同じくらいの男ならケンカで決着をつけるのもアリなはずだ。

男はお喋りではないから体でしか語り合えない部分もある。
「男」と一括りにしてしまうのは語弊があるな、お喋りが苦手でな男もいるし、女性だってお喋りが苦手な人もいる。


本気でぶつかるからこそ、そこから友情が芽生えたり絆が生まれたりする。
美学もある。 

img_3.jpg 



暴力を肯定はしないが、何もかもダメというのも何か腑に落ちない部分もある。

そんな考え方の人も多いのではないか?




それを踏まえてヤンキー漫画やケンカ漫画は人気だったりすると思う。

暴力ダメだからケンカ漫画やバイオレンス表現は今後一切禁止!!とかなったら


世も末だ。





さてB-BOYにはヤンキー出身が多かったりするが、そうでもない人も圧倒的に多い。
むしろヤンキー出身のB-BOYは今や少数派かもしれない。

ヤンキー出身の会社員もいるしスポーツ選手もいる、それと同じ。

しかしB-BOYにはヤンキーじゃなくても

【何かに反発したい】【何かわからんが爆発させたい!】

と思っている人が多い。それはB-BOYに限らずROCKなどのmusicianにも多い。


芸術は爆発だ。


岡本太郎の名言は言い得て妙だ。


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前置きが長くなったがB-BOYのケンカエピソードやケンカじゃないけど荒々しいエピソードを
これから綴っていきたい。


ちなみにノンフィクションもあればフィクションもある。
あえてそらは公言しない、あくまでも読み物として楽しんで欲しい。




第一エピソード

★テープ売人★

1990年代後半 
日本語ラップシーンが確立されつつある時代。
有名ではないラッパーもクラブやライブハウスで活躍しはじめていた。

当時はパソコンが一家に一台ある時代ではなかったので情報は雑誌やテレビ、ラジオ。
街中のフライヤーや街の噂が情報源だった。


今でこそ有名じゃないラッパーは自らデモ曲をつくれるしトラックも気軽にネットでも買える。

1990年代後半はMTRという機材を使ってデモテープを作るの主流だった。

しかもその作り方も皆しらないのでロックや音楽に詳しいダチに聞きながら手探りで作っていた。

だから1990年代に自分達のDEMOTAPEがあるのはナカナカ凄い事だった。

一方MIX TAPEも流行った。これは正直MTRはなくても作れる。

ターンテーブルとミキサーからコンポに繋げて家DJをしてDJは練習している人が多かったので、空のテープをセットしてDJスタート!


ノーミスで片面を上手く録音、B面にひっくり返してまたスタート!

これでミックステープの完成だ。これを友達や仲間に配ったりする。

パソコンもないので雑誌の切り抜き等も切り貼りしてオリジナルジャケットも作ったり、手書きでうまくジャケットをつくる。これでもはや商品になるのだ。



それらのミックステープは洋服屋で買えたりもした。



しかしラッパーのデモテープは滅多にみかけなかった、やはり一か八か買うのはリスクもあるので、洋服屋も取り扱わなかったのかもしれない。



そこでとあるラッパーは路上で売る事にした。


場所は渋谷タワレコ前 
MCアリ【仮名】は渋谷タワレコ前に立ち見た目がB-BOYの男に話しかけまくった。


アリ:お前B-BOY? 男:はい
アリ:リアル?
男:んん、まあ 

アリ:じゃあ買えよ 


、、、何とそんな具合で自身のデモテープを売りまくった。
500円で200本売ったというのだから凄い。

10万円テープは一本105円だったので原価は21000円。利益は7万9千円。

凄い。



アリはその後活動を辞めて、自分のパスポートを売るなど破天荒なエピソードを聞いた。
その後アリはラッパーとして一時期復帰2年程クラブなどでライブしていたが自然と姿をけした。。



数年後共通の仲間から話しを聞くと

「アリさん 高校生をボコボコにしてしまって逮捕された」
その後は消息不明となった。



やはり破天荒なラッパーはバイオレンス強めだった。

しかし本当にラップはかっこよかった。



これをリアルと思うか?フェイクと思うか?それはあなた次第だ。



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